若い女性の「低体重」に注意!
太りすぎが健康によくないことはよく知られていますが、やせすぎも健康によくありません。
「低体重」とは、「BMI(体格指数)が18.5未満」のことです。BMIは体重(kg)÷(身長(m)×身長(m))で計算します。例えば、体重50㎏で身長160㎝の人のBMIは、50÷(1.6×1.6)=19.5となります。
厚生労働省の調査によると、低体重の人の割合は、男性3.9%、女性11.5%でした。特に問題とされているのが、若い女性の低体重(やせ)です。この調査では、20代女性の低体重は20.7%。つまり、5人に1人が「低体重」でした。
その理由としては、若い女性の間では、特に「やせていることが美しい」ととらえる人が多く、SNSなどでBMIを18として計算された体重である「シンデレラ体重」が話題になっていたりするのも理由のひとつだと考えられます。
体重が軽すぎると、将来の病気のリスクが上がることが知られており、実際に低体重と死亡率の研究で、BMIが低い場合の死亡率は、BMIが高い肥満と同様に上昇することが分かっています。しっかりとリスクを知った上で、適正な体重を維持することが重要だと考えます。
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