海に山にキャンプに、家族や友人と集まってワイワイするのも楽しそう。
でも、油断は大敵! 夏に多く発生する感染症もあり注意が必要です。
どんな感染リスクがどこに潜んでいるのか、感染予防の基本を押さえて大いに夏を楽しみましょう。
横田栄一
健康・生活衛生局 感染症対策部
感染症対策課 感染症情報管理室長
アウトドアレジャーは肌の露出が少ない服装で
夏は病原体を媒介する蚊やダニの活動が活発化します。こうした害虫に刺されると、“蚊媒介感染症”や“ダニ媒介感染症”といった動物由来感染症にかかる危険性が高まります。蚊やダニが多く生息する野外に出かける時や熱帯・亜熱帯地域へ旅行する時は、事前に予防対策を行うことが大切です。
特に、急激な発熱で発症する「デング熱」「マラリア」などの“蚊媒介感染症”は、東南アジアやアフリカ、中南米で流行しており、感染すると命に危険が及ぶこともあります。
海外へ渡航する際は、行き先での注意点や予防接種情報などの事前チェックも忘れずにしてください。一方、国内においても、「つつが虫病」や「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」といった“ダニ媒介感染症”の発生地域に広がりがみられます。また、野生動物や沢の水を介して感染するエキノコックスにも注意が必要です。
野外でレジャーを楽しむ時は、肌の露出の少ない長袖・長ズボンで、明るい色の服(マダニを目視で確認しやすい)を着用するなどして、感染症から身を守りましょう。
時岡史明
健康・生活衛生局 感染症対策部
感染症対策課 医療体制専門官
咳エチケットなどの基本的な対策が必要
この時期は、“夏かぜ”といわれる「手足口病」「ヘルパンギーナ」「咽頭結膜熱」などの感染対策も気になるところです。
「夏かぜは、こどもがかかるもの」と思われがちですが、夏かぜの原因となるウイルスの型には多くの種類があり、1シーズンに何回もかかる大人も少なくありません。
また、近年夏期に増加傾向がみられている「RSウイルス感染症」や「新型コロナウイルス感染症」もまだまだ注意が必要です。
いずれの感染症も手洗いや“咳エチケット”、換気などの基本的な感染対策が重要です。発熱やせきに加えて、呼吸が苦しい、食事や水分が摂取できないといった症状が見られたら、すぐに医療機関に相談しましょう。
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出典 : 広報誌『厚生労働』2024年7月号
発行・発売: (株)日本医療企画(外部サイト)
編集協力 : 厚生労働省
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