日本流通産業新聞はこのほど、2024年版(2023年度)の健康食品通販売上高ランキングをまとめた。ランキングに掲載した112社の合計売上高は、7034億9800万円となった。前年と比較可能な27社の実質成長率は、1・05%のプラス成長となった。山田養蜂場やアサヒグループ食品など、大手メーカー各社が減収トレンドとなったが、明治薬品が前期比2倍近い増収となったことで、市場全体の成長をけん引した。
「広告費削減」の声多く
本紙がこのほど行った、「2023年度健康食品通販売上高調査」では、健康食品を中心に扱う通販会社に対して、「増収や減収の要因」について聞いた。
減収となった企業からは、「新規顧客の集客が減少したため」(中堅健康食品通販会社)、「CPO高騰と広告費削減のため新規獲得を抑制した」(大手食品メーカー)、「新規獲得が苦戦したため」(大手総合通販会社)、「新規獲得が鈍化した」(中小健康食品通販会社)といった声が聞かれた。
コロナ禍を経て、ウェブ広告を出稿する、健康食品通販や化粧品通販の競合が増加したことなどを背景に、ウェブ広告費は高騰している。「ここ数年、ウェブ広告のCPAは平均で年に5~10%ずつ高騰している」と話す広告代理店もいる。2023年は、広告費の高騰によって、新規顧客の獲得が進まなかった事業者や、自ら広告出稿を抑制した事業者なども多かったようだ。
健康食品通販最大手のサントリーウエルネス(本社東京都)は、今回も不動の1位の座をキープした。サントリーウエルネスの2023年12月期の売上高は、前期比1.4%増の1162億3400万円だった。
本紙では、健康食品の売上高を1000億円と推定した。
サントリーウエルネスでは2023年から、定期顧客が無料で使えるスマホアプリ「Comado(コマド)」を提供するなど、既存顧客の継続率を高める戦略を強化している。売上高の増加は鈍化しているものの、営業利益は前期比12.1%増の182億600万円となり、大幅増益となっているようだ。
17位のビタブリッドジャパンでは、機能性表示食品のダイエットサプリ「ターミナリアファースト」が好調に推移しているという。
ビタブリッドジャパンでは、健康食品だけの通販の売上高は明らかにしていない。親会社のベクトルによると、ビタブリッドジャパンを含むダイレクトマーケティング事業の売上高146億9000万円のうち、「ターミナリアファースト」の売り上げは7割を占めるという。本紙では、ビタブリッドジャパンの健康食品の通販売上高を102億8000万円と推定している。
増収率1位となったのは、ファーマフーズの子会社の明治薬品。23年7月期の明治薬品の健康食品通販の売上高は、前期比97・4%増の67億3100万円になったとしている。
機能性表示食品のダイエットサプリ「シボラナイトGOLD」の販売が好調だったとしている。
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